「知の創造的摩擦プロジェクト」に参加してきました。今回は東大の学生とOBがキャリアを語る会です。会場の本郷キャンパス御殿下記念館では、まるで動物園みたいに、官庁コーナー、法曹界コーナー、メーカーコーナー、金融コーナー、コンサルコーナー、マスコミコーナー、商社コーナー、フリーランスコーナー、経営者コーナーにOB達(30代・40代)がテーブルに座り、学生達がぶらぶら歩き回りOBに質問しながら、「どの職業が面白いかな〜」と見物するという大変ユニークな企画でした。

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小宮山総長のご挨拶では「日本も30年前から先進国になったので・・」というコメントがありました。

事前に大学側から

「高岡さん、経営者セッションを盛り上げてください。
学生だけでなく周りの卒業生も含めて」と個別の依頼が来ていたので、ちょっとでもお役に立てればと、配布されたウーロン茶をミニボトルで9杯飲むほど話を熱弁してしまいました。



学生が経営者コーナーに立ち寄って、そこでディスカッションが開始されます。
ある学生から私達(経営者)に対して、

「金儲けのために起業したのですか?
それとも、社会貢献のために起業したのですか?」との質問がありました。

この質問には、同席していた他の経営者達も色めき立ちました。

学生の質問は「金儲けが悪い」かのようなニュアンスがあったのと、
安易に「社会貢献」という言葉を使っていたからです。


ジェレム・ベンサム的な the greatest happiness for the greatest numberとかを
ちゃんと考えたことがあったり、資本主義の成り立ちや、自分達の社会がその仕組みをセカンド・ベストとして選択した経緯に関する普通の知識があれば、(言葉はきついですが)そのような愚問は出ないのではないかと思いました。

結論から言えば、経営者という職業に従事する人間にとって、
金儲け行動は、社会貢献行動そのものです。


経営者としての私は、売上額を「自分が誰かをどれだけ喜ばせたかのスコア」だと
思っていますし、営業利益率は「自分がどれだけオリジナルに工夫したかのスコア」だと思っています。


プロ野球選手が打率や勝率に拘わり、大リーグを目指すのと同じです。



ちなみに最近、生まれて初めて
何千万円もの税金を日本国に払ったのですが、
これは身を切られる思いでした。

あーる晴れたー、昼〜下がり〜
キャッシュフロー経営の賜物の現金が消えーていくー・・・・(T_T)
か〜わ〜い〜い 現金ー、ひかれていーくーよ〜
ドナドナド〜ナー、ドーナ〜、荷馬車がゆ〜れ〜る〜・・・(T∇T)ノ~~フリフリ


・・有効に使われますように・・・ 
頼みますよ、日本政府・・・


そんな経験を経て、

経営者は手元のお金(現金)への執着よりも、
スコア(経営成績)への執着に、変化していくのではないでしょうか?

上場を目差す企業の経営者は、これを経験するはずです。


そんな風に、経営者達の生み出した富が
資源再配分機能(政策)を通過して世の中に還流していることを、
学生には理解してもらいたいと思います。


アメリカの最も優秀な学生達がまず起業を目差すらしいのですが

― トップクラスの学生は起業(15%)、次がプロフェッショナルやコンサルティング企業への就職(25%)、次いで一流企業に就職(25%)、その他の学生が官公庁や一般企業に就職 (ハーバードビジネス)

この根本的な富の還流のメカニズムをクリアに
米国民が理解しているからだと思います。

ソ連のゴルバチョフをもって「最も成功した社会主義国」と名指しされた日本も、「先進国になって30年たったんだから・・・」是非、東大の学生さん達には何かしらの時代の流れを感知してもらいたいです。
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