アブラハム・ウェルスマネジメントの富裕層向け会員制サービス「KING」には、「海外一流ヘッジファンドに投資するノウハウを知りたい」という要望が寄せられている。アブラハムグループとして、2008年からこの業界に関わっているので、ヘッジファンドに関するアウトラインを記述しておきたい。

1.ヘッジファンドとは?
定義は各種あるが、「相場の上下に関わらず、絶対収益を追求する成功報酬型のファンド」とされる。
一部の富裕層・機関投資家が購入している。高い手数料を取る代わりに、高いリターンを出しますよ、というもの。イギリス政府を打ち負かしたとされるジョージ・ソロスが有名。ヘッジファンドマネージャーは年収数千億円の世界で、米国大統領の娘もヘッジファンド業界の男と結婚している等、現代アメリカ社会におけるエスタブリッシュメント。

2.ヘッジファンドの運用金額推移
Hedge Fund Reserchによると、2013年で2.6兆ドルで、10年前の3.2倍に拡大。これは機関投資家によるヘッジファンド投資が増加しているからで、ハーバード大学運用基金(2015)は約3割をヘッジファンドに投資している。

3.リスク
ヘッジファンドを購入後、現金化するには数か月のタイムラグがある(流動性は低い)
またヘッジファンドのパフォーマンスは、ヘッジファンドマネージャらのセンス・手腕なのでその成功のコツは投資家側に開示されない(情報開示が少なく不透明)

4.メリット
伝統的資産(株・債券)と相関の無い動きをするヘッジファンドを持つ場合は、ポートフォリオ全体のリスクを減らすことができる。リーマンショック等の金融危機でも(下落相場でも)、リターンを出すことが期待できる(絶対収益) リーマンショックを挟んで10年間以上年率10%で回っている高利回り実績のあるヘッジファンド等もある。

5.海外ヘッジファンドへの投資方法
日本に居ながら直接投資できるものもある。その方法論や詳細は一般公開されていないので、海外ヘッジファンドに直接投資する方法について、ノウハウをもっている専門家を頼るのが良い(アブラハム・ウェルスマネジメントのコンサルタントに相談してみよう!) 

6.最低投資金額
最低投資金額は1億円以上のファンドが多いが、最低投資口が約1,000万円程度の投資機会も存在している。最低投資金額1,000万円だからと言って、手元資金をすべてヘッジファンドに投資するのは控えた方がよく、純金融資産3,000万円以上の方が投資適格と言える。

7.海外ヘッジファンドの選び方
実態のないファンド(MRI事件、AIJ事件)もあるため、それらのファンドを避けるために専門家の判断を参考にすると良い。ヘッジファンド業界の中では、株式ロングショート・グローバルマクロ・CTA戦略が人気がある。運用会社の実績、個別ファンドの実績等についてよく調査の上、自分の求めるリスク・リターンに応じて、ファンドを選別する必要がある


8.ファンド募集のクローズ
ヘッジファンドはいつでも投資家の資金を受け入れているわけではなく、公募も当然していない。運用額が一定に達した場合には新規マネーの受け入れを中止する場合がある。よってヘッジファンド投資をする場合は、どのファンドがアベイラブルなのかについてアンテナを張る必要がある。

9.相談窓口
日本の証券会社ではあまり取扱いが無く、金融資産30億円以上の資産家なら、クレディスイス(2009~)に行く人が多い。最低投資口は1億円以上から。

金融資産30億円未満ならアブラハムグループ(2008~)が数千名の海外ファンドに関するアドバイザリー実績がある。最低投資金額 約1,000万円から投資できるファンドに関する助言実績がある。

クレディ・スイスは1999年に金融庁より行政処分を受け銀行免許取り消しとなり、かつ2008年に国税局により幹部が刑事告発される等(のちに無罪獲得)、苦難を受けるが、2009年からプライベートバンキング事業を日本で開始。日本のプライベートバンキング業界は、シティバンクが3回の業務停止の行政処分を受けたのち日本撤退、HSBCとスタンダードチャーターも2012年に日本から撤退する中で、最終的にクレディ・スイスだけが生き残った。

アブラハムグループは2005年に創業で、アブラハム・プライベートバンクによる投資助言を2008年より開始。海外ファンド投資助言契約額累計877.4億円

(2008年6月〜2013年9月末日 投資実行時・円換算、長期積立投資の場合は総積立期間の投資累計額)

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